宝昌寺の篠ノ井八日堂
年末から、街角に立て看板が付けられ、気になっていた「篠ノ井八日堂」。
1月7日の夜から8日の昼にかけて行われ、8日がちょうどお店もお休みの日ということで、父と一緒に出かけました。
八日堂は、他の地域にもあるお正月恒例行事ですよね。 長野県内では上田市の「信濃国分寺」八日堂縁日が有名なようです。 ローカルニュースでは、1月8日に限定販売される「蘇民将来符(そみんしょうらいふ)」という木彫りのお守りに行列する様子が紹介されていました。
篠ノ井八日堂は、篠ノ井駅からほど近い、御幣川(おんべがわ)の宝昌寺(ほうしょうじ)で行われました。 我が家では、毎年ここでだるまをいただいているそうです。
お寺の場所もよくわかっていなかったのですが、行ってみたら、昔通っていた小学校の近く。子どものころには、このあたりでも遊んでいたのかもしれません。
7日に駅前で見かけた「篠ノ井八日堂宣伝カー」。
車の上に載っていた看板が、そのまま境内に飾られていました。
シンプルなかわいい絵が伝えてくれるように、境内のテントにだるまが並べられ、奥の方では甘酒のふるまいなどもありました。 たき火が暖かい。 (*^。^*)
境内にすっと伸びた落葉木。 裸になった枝に、誰かの巣が残っています。
氷にめり込んだお賽銭。
五円玉の穴からも、小さい氷柱が立っています。 こんなにがっしりめり込んでいれば、賽銭どろぼうも手が出ませんね。
境内の先に立つ蔵のなまこ壁。
亀甲柄で、かなり手をかけた盛り上がり方をしています。 最近あまり見ないきれいさ。 蔵も、なまこ壁も、今では建てられることがほとんどなくなり、技術継承が困難と聞いているのですが、これは比較的新しいのでしょうか。 貴重なものでしょうね。
蔵の入り口に立つ木。
幹の先端は、人形の頭につけた毛糸か、デッキブラシか、といった姿。こんな寒い時期でも青さを残して仰向く姿に生命力を感じます。
鐘楼の天井絵は花尽くしでした。
宝昌寺には、なぜか、蟹がいっぱい。
社殿の装飾にも蟹があちこちに彫られ、張られた膜や関係者の法被にも描かれていました。 「宝昌寺にはカニが何匹いるでしょう?」ってクイズができそうなぐらい。
なぜ、蟹なのか? きっと、いわれ、伝説がありそうです。 このシンボルマークのことは、後日、調べてみたいと思います。
曹洞宗 宝昌寺
長野県長野市篠ノ井御弊川361
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